ブライトスタッフ通信vol.241

早いものでもう夏至前で、日照時間も長く、仕事から帰ってからの夕方の時間も有意義に使えるのではないでしょうか。脱水になりやすい気候ですから何をするにも水分補給を忘れないようにしましょう。

今回は自分の仕事のキャパシティ(能力、容量)を増やす方法についてお話ししたいと思います。自分の仕事のキャパってどの位だと思いますか。それこそ人それぞれで他人の1.5人分くらいのキャパがある人もいれば、0.5人分くらいの仕事量でテンパってしまう人もいると思います。仕事の能力は人それぞれだから、他人と比べる必要はないと思いますが、一年前の自分と比べて少しでも成長したいという人は聞いていただきたいと思います。

ユーチューバーで研修講師の鴨頭嘉人氏は、今の仕事のスピードや出来ることを増やすためにはオーバーワークでしか鍛えられないと言っています。筋力トレーニングに置き換えたらよくわかると思いますが、50キロのバーベルを持ち上げれる人が20キロのバーベルを持ち上げても筋力維持にはなるかもしれませんが、筋力アップは出来ないでしょう。同じように負荷をかけずに働いても自己の能力アップは難しいといえるかもしれません。自分で負荷をかけてオーバーワークにするためには労働時間数を増やすか、仕事の密度を上げるしかありません。

昨今の働き方改革の時流の中では、会社が貴方に時間数の負荷をかけることは難しいでしょうから、自分で時間数の負荷をかけるか、あらゆる仕事にタイムリミットを作って仕事の密度を上げるしかオーバーワークをこなす方法はなさそうです。

それともう一つ大事なことは、あこがれる人=目標となる人物像を持つことが最も大事かもしれません。人はこんな人物になりたいという目標を持つことによって、自分を磨けるものです。あるいは反面教師でもかまいません、こんな人にはなりたくないという反面教師を持つことによって、自分を向上させることも出来ます。

義務教育や高校生の頃は、解らないことがあれば先生や友達が一生懸命教えてくれました。テストの点数を見れば解っていないことも一目瞭然ですし、点数が悪ければ頑張ろうという義務感みたいなものに突き動かされたりもします。しかし社会人になるとどうでしょう、解らないことも、間違ったことも殆ど指摘されることはありません。なぜなら貴方が間違っていようが、理解できなかろうが、仕事が出来なかろうが、他人にとっては関係のないことだからです。もちろん仕事が出来たり、理解の早い人は仕事でも評価されて昇給したり昇格したりしますが、仕事が遅かったり、理解力に問題があってマイナスの評価を下されても、減給されたり、降格させられたりしない世の中なので、他人からマイルドにスルーされたり、なんとなく無難に扱われたりします。

そこで何で自分はこんな扱いを受けているの?と疑問に思って奮起して頑張れば成長はあると思いますが、自分をぞんざいに扱った人の悪口を言っていても何の生産性も見られません。

目標にする人物像と現在の自分の姿を目をそらさずに比べることが、成長への第一歩なのです。もう一度言いますが貴方が成長しなくても誰も困らないのです。