ブライトスタッフ通信vol.251

 高い山にはまだ残雪がありますが、気が付けば日照時間も長くなってきましたね。

 今回は何歳から何歳までが青春か?ということについて考えてみたいと思います。私は「青春」と聞くと漠然と10代半ばから20代前半位かなと思っていました。貴方は「青春」にどんなイメージを持っていますか?子供が親の保護を離れて独りで色んなことにぶつかる時期と言ってもいいかもしれませんね。中学に入ったころから親にも話さないプライベートが増えて良いことも悪いことも自分で解決する事が多くなってきます。それまでは、親や周囲の大人が何かトラブルがあれば解決してくれたり、予防的に危機から遠ざけてくれたりしますが、親の保護の目をかいくぐって危険なことに挑戦したり、何かを自分で成し遂げたりするのがこの頃です。自分で考えて行動するようになると、どうしたら物事がうまくいくか、どうしたら痛い思いをせずに済むか等を自分で考えるようになります。今までの知識や経験で解決できないことにぶつかるので、意図せずともこれまでの自分より少しでも成長しようとか、学ぼうと試行錯誤することになります。

もしその頃に1ミリも成長しないという選択肢を取ったとすると、一切学ばない、チャレンジしないということになります。私が知りうる範囲では、そんなマイナス思考の人には会ったことがありません。たとえ重度の障害のある方でも、昨日よりは今日、今日よりは明日という感じで1歩でも半歩でも成長したいと思って行動する方ばかりです。そのように少しでも成長したいとか、新しいことにチャレンジしたいと思って行動している(ここが大事ですが)という状態が「青春」なんだろうと思います。

 大人になると、経験値があがって、何をやるにしてもある程度、先が予測されるようになってくると、冒険をしなくなったり、学ばなくなったり、危険を冒さなくなったり、成長意欲が無くなってきます。明日に向かって1ミリも成長しなくても誰にも叱られませんし、困ることは無いかもしれません。でも1は何倍しても1のままです。365日経っても1のままです。もし昨日の1から今日は1.01と、1日に0.01だけ成長するのを1年間365日続けたとすると、365日後は1.01の365乗=37.8に成長します。お金で表すと10,000円財布に入っていたのが、1年後には378,000円になるという話です。

 お金のことになると少しでも金利の良い銀行や金融商品を探します。しかも年利1%未満で10年経っても目に見えて増えません。でも自分への投資になると消極的どころか目を背けて現実を見ようとしない人が殆どです。たまに出た講演会で為になる話を聞いても、実践するのはせいぜい2~3日で続ける人は皆無です。だから去年の自分と比べてみてもそんなに成長していないのです。

 もし貴方が本気で今の自分を変えようとか、現状から脱却したいと思えば、昨日より少しでも成長するために何かを学んで行動を起こすことです。学んでも人生が変わらない人は、学んだことを実践していない可能性があります。自分の好きなところへ旅行しようと自動車免許を取っても、実際に車に乗って運転しなかったら何処へも行けませんから、何の感動もありません。学んで行動を起こせる人は、何歳になっても「青春」を楽しめる人です。貴方も今日から

青春してみませんか。