北陸や東北では雪の被害があるようですが、ありがたいことに飛騨では一部を除き雪の少ない冬で個人的には嬉しいこの頃です。でも周りには除雪で生計を立てている方もみえるので、複雑な気持ちです。
今回は自分軸と他人軸ということについてお話ししようと思います。物事を考える時に、他人がどう思うかを中心に考えて行動する人を他人軸で生きる人、自分がどうしたいかを中心に考えて行動する人を自分軸で生きる人と呼びます。他人から「馬鹿じゃないの」「恥ずかしい人」「どうしようもない奴」と見下げられても、自分の基準で自分の価値を見出し「どこ吹く風」と生きられる人は間違いなく自分軸の生き方をしている人です。友達が陰でコソコソ自分の方を見てクスクス笑っていたら落ち込んだり眠れなくなったり、会社の上司に仕事上のことで指摘を受けたりしただけで自分は仕事ができない人だと落ち込んだり、近所の人に挨拶をして返ってこなかっただけで気分が落ち込む人は他人軸で生きている人です。自分の心の中と外界の客観的事実の境界が脆弱(ぜいじゃく)で影響を受けやすい人は他人軸で生きている人と言えます。

外的要因に鈍感になれと言っているのではないので注意していただきたいのです。他人の気持ちや空気を読むセンスはとても大切ですが、それによって自己のアイデンティティーが揺るがないように自分自身を客観的にみることが必要です。自分に起こった事象を客観的に見る能力を高めることを「抽象度を上げる」と言いますが、「抽象度が高い人」は他人から自分の言動を注意されても腹を立てずに自分の誤りを正すことが出来ます。正すべき行動は正せばいいし、指摘が間違っていれば受け入れる必要はありません。「その指摘は間違っている」と反論すれば良いのです。非難、注意、指摘を受けたときに感情が先に動いて腹が立って聴けないのは、他人軸の人の特徴です。 私は目に見える世界を感じる心(客観)と自分を見つめる心(主観)の間の壁を心の隔壁と呼んでいますが、心の隔壁が強ければ強いほど柔軟に他人の意見を聞けます。逆じゃないかと思われるかもしれませんが、外的要因で自分のアイデンティティーが揺らぐ状態だと怖くて自分を変えられません。ではどうしたら心の隔壁を強くできるのかという話を次回に述べたいと思います。