最近は朝寒くて日中暖かい、朝と昼の気温差が20度近い日などもあって体調を崩す人も多いのではないでしょうか。
今回は身の回りにある常識を疑ってみようというテーマでお話ししたいと思います。特に日本人は横並びが好きで、みんながやっていること、信じていることを鵜吞みにしてしまう傾向が強い気がするからです。
昨今働き方改革で定時に帰ろう、仕事も大事だがプライベートを充実させようという風潮が広まっていますが、仕事が楽しくて好きな人にとっては仕事をやる時間が充実しているわけですし、世界の技術の最先端やビジネスの最先端で流行や仕組みを創っている人たちは、寝る間を惜しんで働くこともザラです。自分のやりたいことを仕事にしている人にとっては、仕事場が自己実現の場所でもあります。好きな趣味に打ち込むときは時間を忘れて没頭するように、好きな仕事に打ち込むときは時間の経つのを忘れたりします。働き方改革は他人を守る為だったり、自分のプライベートの時間を守る制度ではありますが、それを理由に仕事をセーブしている人と自分に制限をかけずにとことん仕事に没頭する人では、当然得られるものが違ってきます。因果の道理(原因と結果の法則)が宇宙の法則ですから、蒔いた種は必ず自分の身の上に現れます。一日8時間働く人と12時間働く人ではキャリアや収入で差が出てくるのは当然です。
今回皆さんに一番お伝えしたいことは、自分の頭で考えて行動する人になって欲しいということです。日本の教育は間違いをしないのが正しいと教えられることが多く、人生においても他人と違ったことをしないのが一番と思う人が多いので、自分の頭で考えて行動する人は平均的な集団から突き抜けた存在になります。他人と同じことをやっていたり、去年と同じ種まき(働き方)をしていて、違う結果(収入やポジション)を期待することは客観的に考えて無理があると言えます。
いろんな場面で、政府の方針だから、会社の方針だから、○○の指示だからと何も考えずに行動する人が、試練に出会ったときに生き残る可能性は極めて低いと思います。昭和55年に富士山の須走で起きた大規模な落石事故では死者12名、負傷者29名を出す惨事でした。この時家族で富士登山をしていて難を逃れた人がとった行動が目を見張るものでした。家族が斜面に向かって縦に一列に並び、上から転がってくる岩を避けるように反復横跳びのように右に左に横に飛びながら避けたそうです。斜面の上から落ちてくる岩を見たら恐怖で動けなくなるのが普通だと思いますが、とっさの判断で生き残る方法を自分の頭で考えた結果で生き延びたわけです。自分の頭で思考できなかった人達は残念な結果になったに違いありません。また、第二次世界大戦時ナチスのユダヤ人収容所で生き残った人も、生き延びたいという意志で行動した人と言われています。
言われるがまま指示されるがままに動くことは悪いことではありませんが、客観的に見たら思考停止の先にあるのは明るい未来ではありません。今一度立ち止まって自分の頭で思考してみませんか。